賃貸不動産における巡回清掃の重要性と清掃内容

ひと昔前の賃貸不動産の管理では、お客様を付けるため、空室の状態をよく見せる(広告、リフォーム、室内清掃など)”だけ”を考えていました。(建物の全体の清掃は重要視されていませんでした。)

しかし近年では、賃貸不動産の管理会社でも、建物の清掃が重要視されています。

なぜ清掃が重要視されるようになってきているのでしょうか?

賃貸の仲介をする際、空室にお客様を案内(内覧、内見)します。内覧では、建物の前からエントランス、階段、共用廊下、室内といった順番で、お客様を案内することになります。そのため、室内の様子だけでなく、共用部分、建物全体も一緒に見ることになります。

共用部分や建物全体が汚いと、やはり心象が悪くなるため、室内がどんなにキレイであっても成約率が落ちます。

また、建物が汚いと、住んでいる入居者の退去に繋がってしまいます。(私の業務経験上で、過去にゴミ置き場が汚いと言った理由で退去したお客様がいました。)

空室率を下げるには、室内がキレイだけでは不十分ということが、認識されるようになってきています。

このような理由から、建物の清掃が重要視されています。

清掃専門業者が行う清掃の種類

多くの「清掃専門業者」が行う、清掃の種類は下の4つが挙げられます。

清掃専門業者は清掃費をいただいて、建物を清掃しています。清掃頻度や清掃内容によって、費用が設定されているようです。

日常清掃日常的に行う、簡単な清掃
巡回清掃月に1回~2回程度、建物を巡回して行う清掃
定期清掃3~4か月に1回程度の大きめな清掃
スポット清掃一部分に限定した清掃

賃貸不動産の管理会社が行う清掃

賃貸不動産の管理会社は、清掃専門会社と違って、多くは管理委託料で清掃業務を行っています。契約によっては、別途、清掃費用をいただいていることもあります。

そのため多くの場合、巡回清掃や定期清掃という形態で清掃業務を行っています。

巡回清掃は共用部分の掃き掃除が主となります。汚れが目立つところは、拭き掃除も行っていますが、清掃頻度は建物管理会社によって様々です。

管理委託契約を結ぶまえに、賃貸不動産の管理会社とは、清掃頻度や清掃内容を確認するとよいでしょう。

不動産管理会社「合同会社ピエス」の巡回清掃業務

弊社でも月に1~2回の管理建物の巡回清掃業務を行っています。

弊社の清掃内容は下の通りとなります。世帯数にもよりますが、建物1つあたり1~2時間程度の清掃業務となります。(※共用廊下の高圧洗浄は汚れが目立った時に行っていますので、年に1回程度になることが多いです。)

巡回清掃業務

  • 共用部分の掃き掃除
  • 拭き掃除(手すり、集合ポストなど)
  • 共用灯の拭き掃除(4尺脚立で届く範囲)
  • 窓の拭き掃除(4尺脚立で届く範囲)
  • 除草剤の散布
  • 共用廊下の高圧洗浄

※共用部分に水栓(水道)が用意されていない建物もあります。空室があれば、そこから水を取って清掃を行いますが、満室の場合は水が十分に使えないこともあります。(水缶を用意して清掃をしていますが、水の量に限りがあります。)建物オーナー様にとっては負担となるかもしれませんが、各階の共用部分に清掃用の水栓を用意することをお勧めします。

那覇市の不動産屋「合同会社ピエス」からのコメント

コメント

賃貸不動産の管理会社の仕事は多岐にわたりますが、業務時間の多くは清掃に使われていると感じます。清掃をやってみてわかりますが、夏は汗が滴り落ちますし、冬は水を使うため手が痛くなります。雨の日は濡れながらの作業となります。清掃はとても大変な作業です。そのため、管理会社によっては、あまり力をいれていないこともあります。管理委託契約を行う前に、しっかり清掃頻度や内容を確認することをお勧めします。また、建物の管理を任せた後でも、定期的に建物オーナー様が建物に赴き、清掃で気になった点を管理会社に伝えるとよいでしょう。

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